どうかんしんのうのはか

滋賀県大津市園城寺町
京阪三井寺駅下車 徒歩23分
赤線は三井寺覚勝院からのルート
青線は永悟親王墓からショートカットルート
緑線は永悟親王墓から奥へ大回りルート
紫線は三井寺普賢堂からの大回りルート
黒線は東海自然歩道~弘文天皇陵制札前
2015.9.26訪問

道寛親王墓は三井寺の最奥部の山の中にあり、わかりにくいです。山中を彷徨っている間にルートを4つ発見しましたので全てご紹介します。

(1)三井寺覚勝院奥のルート(地図上赤線ルート)
 一番簡単に行けるルートですが、三井寺に入るため入山料600円必要です。

覚勝院です。この前を通り過ぎ右カーブの後、終点の広場まで緩やかな坂を上ります。

終点の広場です。写真の右に写っている木のあたりから右へ下る道があるので少し下って写真の奧側へ渡ります。

奥へ渡った所から左方向に山道を少し上ると右手に道寛親王墓のある墓地が現れます。

2015年9月現在、覚勝院の奥に立入禁止の立札がありますが、三井寺寺務所に申し出ると奥に入られるようです。

2010年5月3日撮影

(2)永悟親王墓からショートカットするルート(地図上青線ルート)
 永悟親王墓に行く道の途中から分かれてショートカットするルートです。

大津市歴史博物館の駐車場の奥の階段から山道(東海自然歩道)に入ります。

階段を上がるとゲートがあります。

ゲート右に続いている東海自然歩道を北に進みます。

赤いペンキの木の前で左に曲がります。(ポイント1)

赤いペンキの木(拡大)

上り道が下りになる所はそのまま下ります。(ポイント2) (永悟親王墓はここを右に曲がります。)

ポイント2を過ぎた下り坂です。

すぐに墓地が現れます。(墓地1)

墓地の横を通り過ぎると建屋が見えます。

建屋の所まで下りて矢印の所から上ります。(ちなみにここを後ろに下がるとゲートの場所に着きます。)

結構急斜面の上り坂です。

粘土質の滑りやすい箇所もあります。

急坂を上り終えると右に曲がります。(ポイント3)

真っ直ぐ進みます。

この立札が現れるとすぐに道寛親王墓のある墓地に着きます。

 

(3)永悟親王墓から奥へ大回りするルート(地図上緑線ルート)
 永悟親王墓の奥(西側)を進み大回りして山側から道寛親王墓へ下りてくるルートです。

永悟親王墓の奥を稜線沿いに上るとこのような墓があります。さらに奥へ進むとすぐに溝地があり右側(北側)へ巻く道を進みます。

踏み跡がしっかりしている巻き道を進みます。

荒れた墓地(墓地2)を通過します。

すぐに広い山道が見えてきます。

広い山道に出たら左へ進みます。(ポイント4)

ちなみにポイント4は逆から元来た道を見るとこのように見えます。このルートを使い、逆に道寛親王墓から永悟親王墓へ行くには、この地点は何の特長もなく非常にわかりにくいです。もしこの地点がわからずどんどん下っていくと、最終的に東海自然歩道(ポイント6)に出てきます。

大回りする山道は道幅が広く歩きやすいです。

ピークを過ぎ下りに入ります。

ポイント5で道の左に墓地(墓地3)が見えるため、左側に注意しながら下ります。

ポイント5で道の左に墓地(墓地3)が見えます。墓地までは荒れていて歩きにくいです。

ポイント5から見た墓地(墓地3)の拡大写真

もしポイント5を通りすぎたら、沢が現れるので引き返します。

沢地点から元来た道の方向を見たところです。

ポイント5に返って、荒れた場所を進み、墓地最上段に来たら下りていきます。

墓地の一番下を目指します。

堰堤の脇を通過します。

踏み跡をずっとたどります。

ここで赤線ルートと合流し道寛親王墓のある墓地に到着します。

(4)三井寺普賢堂奥のルート(地図上紫線ルート) 2020年1月11日調査
 永悟親王墓から奥へ大回りするルート(地図上緑線ルート)調査時に沢地点の先にもずっと道が続いており、最終的にどこに到着するのか気になっていました。今回の調査で、実際に沢地点から先へ進んでみると三井寺普賢堂前の道に出てくることがわかりました。逆に普賢堂から沢地点まで行くルートの解説をします。

普賢堂と上光院の間の道を西へまっすぐ進みます。

ポイント7の分岐点で右へ曲がります。

ポイント7にある標識(分岐点をまっすぐ行くと坊越峠)

ポイント7を右へ曲がり、振り返って分岐点を見下ろしたところ

 ポイント7の分岐点を右へ曲がり、地図上緑線ルートと同じような歩きやすい山道を上っていきます。途中ポイント8はT字路になっており、左へ曲がる道がありますが直進します。(国土地理院の地形図は左へ曲がる道の方が地図に描かれていますが、地図に無い直進する道が沢へ向かう道です。) ポイント8から6分ほどで沢地点に到着し、緑線ルートのポイント5から墓地3を経由して道寛親王墓へ行きます。今回は沢は枯れて水が流れておらず、少しわかりにくかったですが、地形的に大きく谷になっている場所が沢地点です。

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